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ストレステストの結果を受けて銀行がとる行為は以下のようなものがあります。
いちばん良いとされるのは、公的資金の返済も認めるというもの。
ストレステストの対象とされた19行は政府から公的資金を受けています。
比較的財政が良好な銀行にも公的資金を入れたのは、健全でないとされる銀行の市場による選別をさけるためです。
つまり、公的資金を受けた銀行は危ないという疑いをさけるため、すべての銀行は公的資金を受けました。
大手は450億ドル、準大手は250億ドルです。
これの返済を認めるという場合がストレステストの結果が良好な場合です。
これに当てはまらない場合、要は市場で言われる不合格な場合は
①価格が低下してる資産を政府の不良資産買い取りプログラムを活用し売却することを促される。
②6ヶ月以内に増資に向けて市場から資金を調達する。
③政府による資本注入
の3つのシナリオが待ち構えています。
僕は、シティの株主なので以下シティについてだけ述べます。
様々な憶測が流れてますが、資本増強は必要とされる可能性は高いと思います。
額はもっとも多くて100億ドルとのことですが、それよりは少なくなると思ってます。
これ以前に、普通株転換により、有形株主資本は第4・四半期の297億ドルから810億ドルに増えることが決まっており、今回も資本増強をすべて
株式という形で行った場合は、297億ドルから910億ドルへと増加します。(そんなことしないと思いますがw)
ちなみに、米当局はストレステストで銀行に少なくとも3%の有形株主資本(TCE)を要求しています。
なので、シティの場合3月末の時点で、総資産が1兆8200億ドルですから、少なくとも有形株主資本を546億ドルまで増やす必要があります。
910億ドルというのは報道されてる中で一番株の希薄化が進む場合です。
まだ、転換価格の変更や資本増強の方法も決まってないので注意です。
今夜のストレステストは財務省によると「ストレステストの全体の結果のまとめを公表する見通し。」で個別の銀行については詳細は触れないでしょう。
プレスから情報を得るしかなさそうです。
今日ですべての展開がわかるわけではないので、急激な株価の変化は望めないかもしれません。
しかし、このストレステストの結果発表にあわせて資本増強の方法等、重要な情報の発表もある雰囲気らしいので今日の夜以降に発表される情報には注意が必要です。
大きく株価が動かすでしょうから、自分なりの評価は必要です。
また、日本株を持ってる僕としては為替、ダウの動きも気になるところです。
いずれにしろ、もうすぐ一大イベントを迎えます。
ダウは堅調な推移が引き続き期待できますが、シティの株価単独となると難しいところです。
みなさんは今後のシティ株の展開をどのように予想してますか?是非お聞かせ下さい。
PS
誤値、誤った解釈等ありましたら、その指摘もお願いいたします。m(__)m
*最近偽物が出没しました。酉をよくご確認下さい。 m(__)m荒らしの嫌がらせが多いためコメントは承認制にしました。
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*譲渡損益は税金の見積りに使われるもので、取得金額の端数は切り「上げ」られるため、実際の利益よりも少なく見積もられます。
2009年
4月 +32,256円(税引後)
5月 +36,802円(税引後)
6月 +8,865円(税引後)
7月 -36,239円(還付後)
8月 +5,274円(税引後)
9月
②現在の運用資金
25万円